6ヶ月近くなると「夜泣きが増えた」「夜間授乳が増えた」とお悩みのママが多くなります。
〇原因の一つに鉄不足があります。
お腹の中で、ママからもらった貯蔵鉄
が5〜6ヶ月で枯渇します。
貯蔵鉄(フェリチン)と言います。
フェリチンはお金にしたら貯金・ヘモグロビンは現金。
母乳育児や低出生体重児や早産児は、鉄が不足していきます
鉄が不足すると夜泣きしたり、ぐずぐずしたり。
鉄は
身体中に酸素を運ぶ
メンタルを安定させる神経伝達物質の材料となる
などの役割があります。
〇肌がカサカサします
保湿が足りないですか?
と言う質問もけっこうあります。
これも鉄と同じく亜鉛不足が考えられます。
亜鉛は味覚・身長の伸び・髪や肌・免疫・生殖機能に大切なミネラルです。
300の酵素の活性化に必要なミネラルです。
不足すると味を感じにくい・身長が伸びにくい・食欲低下・肌荒れ・風邪ひきやすいなど。
妊活の男性女性には、生殖機能の上で大切なミネラルです。
〇夜眠くなるホルモンは「メラトニン」が作用します。メラトニンは「セロトニン(幸せホルモン)」と言うホルモンを材料に作られます。
セロトニンは朝摂った「トリプトファン」と言う必須アミノ酸な材料になります。朝のタンパク質も大切です。
6ヶ月近い産後ケアではボーンブロススープをお出しします。
味付けする前のスープやお野菜をペーストにして赤ちゃんに食べさせてみます。
骨付き肉やお魚のあらのスープです。
鶏手羽は手軽に使えます
ボールブロススープは骨や肉、野菜からアミノ酸やミネラルなどの栄養が溶け出し消化吸収の良い状態となって、スープに含まれています。溶け出した栄養は神経伝達物質やエネルギー産生の材料やアレルギーの予防や免疫力アップなどに役立ちます
ママにもとっても良い食事になります
赤ちゃんにはできるだけ早めにタンパク質や鉄分を鉄を補ってもらいたいです。
鉄のパウダーや市販の物を上手に利用するのも一つの方法です。
〇足りない栄養を補うことを補完食と言います
この時期は寝返りやずり這いなど動きも増えるので、エネルギー不足で体重の増えが悪くなる赤ちゃんもいます。
成長・発達の著しい赤ちゃんに、母乳やミルクで足りないエネルギーやタンパク質や足りない栄養(鉄・亜鉛・ビタミンD・ビタミンAなど)補っていただきたいと思います
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